与那城ジョージ監督コメント
立ち上がりはボールがよく回り、いい感じだなと思わされるゲームの展開でした。いい位置でプレッシャーをかけて、ミスを誘うということがたくさんの場面でありました。特に前半に関して、押されている感じが見えましたので、ハーフタイムで自信を持ってゲームの展開を進めようという指示をしました。
後半もなかなか自分たちが今描いているものが出なかったが、このチームはいいサッカーもやりながら最後の最後まで粘れる選手たちだな、ということを今日改めて感じさせられました。
いいサッカーをやる、最後まで粘る…内容的にはほかの試合と比べると少し落ちるかもしれませんが、気持ちの上では常に100%を出してくれているので、その点、非常に感謝しながら今日の試合を見ていました。
最終的にはいい結果で終わりましたので、これをどんな相手でも自分たちが描いているサッカーをやっていければと思っています。
質疑応答
前半押されている場面が多かったとあったが?
足下をかなり狙われていましたし、さらに選手たちが前に急ぎすぎているなというところがありました。縦のボールが入ると必ず競りにいこうということがあって、それで囲まれて取られているケースが多かったです。
そういうときは一回飛ばした方がいいかなということがありますが、そういう行動が少しなかったなということがありました。ただ、それでもやり続けてほしいということもあります。ミスをしたとしてもやり続けると自信になりますし、ボールのまわし方も続けてしてほしいということもあります。
今日はミスはあったかもしれませんが、自分たちの戦い方をやり続けることができた試合でした。
ディフェンダー陣が奮起していましたが?
このチームの良さというのは、どんなミスであっても選手たちは文句を言わず、切り替えを早くするということがあります。ちょっとミスがあると「あぁー」「なんだよ」と思わず言ってしまうことがあります。この1秒ぐらいの差で持っていかれることがよくありますが、それがこのチームにはありません。切り替えを早くし、みんなで助け合うというのが出た試合だったかと思います。
首位の長野に引き分けたということについては?
我々の内容としては少しよくなかったと思います。5連勝しているチームだけあり、AC長野パルセイロはパワーもスピードもあり、前から来るチームです。それは承知の上で、やはりボールをまわそう、自分たちのサッカーをやり続けようということで臨みました。その結果が1-1だったということについて、非常にチームとして評価をしていますし、選手たちもこういう試合を経験したということをポジティブにとらえて、来週からいい準備をしていい練習をして次につなげようという話をしていましたので、すごくありがたかったです。
守りの部分での今後の課題は?
もう少しコンパクトになれたらなと思います。
前線と後ろが間が空いていますし、結果的にピンチのとき、相手のゴールチャンスというのはほとんどなかったかと思いますし、前の方で止めていたのでそこは個人的に危ないやり方でもないと思いますが、前線と後ろがもう少しコンパクトになると相手の縦パスに二人か三人で囲みながらとれるような形の方がいいかなと思っています。
次の試合には、コンパクトさを取り戻せたらと思います。