6月30日(金)、秋田県庁県政記者室にて、2018シーズンのクラブライセンス申請に関する記者会見を行いました。
株式会社ブラウブリッツ秋田 代表取締役社長 岩瀬浩介
皆様もご存知の通り、本日がJリーグのクラブライセンスの締切日となっています。
今現在チームは開幕から未だ負けなしで10勝3分、勝ち点33で首位となっています。J2への昇格順位は今年はレギュレーションも変更となり1位、2位が自動昇格となりますが、いわゆる今日が来季J2の舞台で我々が戦える権利・免許を取得できるかどうかといったものの申請締切日になるわけですが、結論をお話しする前に一言前置きさせていただきます。
この記者会見が、決して我々にとっても秋田にとってもネガティブな記者会見ではないことを先に申し上げておきます。
その上で結論からお話いたします。
結論からお話しすると、今季についても現段階ではJ2ライセンスの申請は出せず、J3ライセンスの申請で留まったことをご報告するとともに、来季のクラブライセンスの申請については、J2ライセンスを申請すること、すなわち、来季J2に向けた勝負をするシーズンとし、最短で2019シーズンにはJ2昇格を目指すことを合わせてご報告いたします。
この二つの結論に至った経緯を、過去を振り返りながらご説明いたします。
2014シーズンに今後のクラブの発展を考え、拠点をにかほ市から秋田市へと移動して参りました。
2015シーズン、順位こそ過去と同じ8位だったものの、終盤戦に向けた13戦負けなしで翌シーズンに向けた期待感を抱かせたシーズンとなりました。
そして昨シーズン、2015シーズン終盤の勢いを止めることなく、開幕から11戦負けなし、ホームゲーム13戦負けなしでJ3リーグの記録を作ることもできました。また、5月には一度首位に立ち、秋の11月6日のホーム相模原戦では5,371名の最高来場者数を集め、昨季の平均観客動員数についても2,425名となりました。こちらのフリップの通り年々増える形で推移しております。
ご存知の通り、最終順位についても過去最高順位となる4位となり、県民の皆さんの関心を多く集めた次第であります。
そういったチームの活躍が実を結ぶように、クラブを取り巻く状況も好転していきました。
昨年9月には、かねてより模索しておりましたブラウブリッツ秋田を外部から後押しする後援会が立ち上がりました。昨日リリースしたように現段階で300社の法人が後援会員となり1,500万規模におよぶ大きな後援会組織となっております。
更にはその後援会が主軸となり、我々のJ2規格以上のスタジアム整備に向けた署名活動を行っていただき、10万人の目標を大きく超える、県内では過去にも先にもないであろう異例の18万人の方々の署名が集まり、佐竹知事と穂積市長に3月15日に提出いたしました。
知事は「スタジアム整備は定住につながる要素になりえる」と話し、市長も「応援する人がこれだけいることを重く受け止め、整備に向けた検討を進めて、場所・時期・運営方法を話し合っていきたい」と18万人の思いを受け取っていただきました。
4月の選挙の際は佐竹知事が「県と秋田市が連携して整備を進めている新文化施設のように一つになって取り組みたい」と公言いただき、穂積市長ともにマニュフェストにも入れていただくなど、大きくスタジアム議論が動いてきた次第です。
そして今シーズンが開幕し、ご存知の通り未だ負けなしの10勝3分け、勝ち点33で首位を走っております。観客動員数については、今期7戦で16,711名、平均観客動員数が2,387名、昨年同時期の対比106.5%で+146名となっており順調に推移しております。
チームの活躍はスタジアム議論を活発化させ、その後も、県議会・市議会でスタジアム整備についての様々な質問がなされてきました。
その中で佐竹知事は5月には他競技の大会などに支障が出る可能性を示唆し「必要なら思い切って新規にやった方がいい」と「野球場は県内各地にたくさんある。一方で、若年層に多のサッカー人口を抱えているのにもかかわらず、サッカー専用施設は少ないことも踏まえ、県が主体となっていいものを造ることが必要」と話し、クラブのかねてからの意向と沿う形で新設のスタジアムについて言及していただきました。
そして今月初旬、スタジアム整備の在り方を話し合う、検討委員会設置費用89万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を6月議会に提出していただき「年度内に方向性を示し、来年夏までに整備地の選定や、整備手法を詰め9月議会に示す」とその意欲を示して頂きました。
今過去からこれまでについてご説明したように、チームの活躍がクラブを取り巻く情勢を大きく、大きく変えてきているとともに、クラブそしてチーム自体もJ2昇格に向けた組織としての強化も順調に図れております。
そういった状況を踏まえ、今年の申請はできないものの、来季についてはJ2クラブライセンスの申請を提出し、来季はJ2に向けた勝負をするシーズンとし、最短で2019シーズンにはJ2昇格を目指すことといたします。
ただ、知事も話しておりますように、新スタジアムはすぐにできるものではありません。
今年度中に整備方針が検討委員会で示されることを踏まえ、新スタジアム建設を前提として、来年の6月に県内にある既存施設でのライセンス取得を秋田県および秋田市、その他ホームタウン自治体やステークフォルダーの皆様とともに調整を図りながら進めてまいりたいと思います。
実は昨日今日お話しすることを考えている際、昨年の記者会見の様子をうちのホームページで確認しました。
昨年は5月に一度首位に立ったということで、皆様の関心が高まったと同時に、J2昇格のためにはクラブライセンスというものがあるということや、大きく分けて5つの諸条件の「施設基準」言わばスタジアムがないとJ2には昇格できないことについて、周知を図るような記者会見でした。そのことに関心を頂けたのもそうですが、それから今日まで様々な議論となり、こうしてここまで早いスピードで進んで来られたのは、ある意味奇跡かもしれません。
その奇跡を原動力となったのはまぎれもなく一昨年のチームをはじめ、もっと言えばこれまでこのクラブの礎を築いてくれたチームに携わるすべてのスタッフや選手ら、そして昨年の監督はじめスタッフおよび選手達、何よりも今秋田で秋田のために秋田の誇りを胸に戦っている監督・スタッフ・選手らのお陰だと思っています。
彼らが秋田の地で報われるよう、更なる努力をして参りたいと思うとともに、秋田の活性化に向けクラブ一同励んで参りたいと思っています。
最後にクラブを支えてくださっておりますTDK様をはじめ株主の皆様、スポンサーの皆様、後援会の皆様に心から感謝の意を表し私からのご説明を終わりにしたいと思います。
質疑応答
来季、J2申請をするに当たり新規スタジアム建設には時間がかかる。秋田市八橋運動公園陸上競技場が既存の施設としては考えられると思うが、具体的に「どこ」という考えはあるのか?
これは我々が決められることではないと思います。県内の既存施設でJ2規格を満たす施設はありません。来月立ち上がる予定の検討委員会で新スタジアムの方針がより具体的に示されることが第一であると捉えている。
今季のチーム編成は、来季のJ2ライセンス申請をにらんだものだったのか?
ブラウブリッツ秋田の未来を含めて秋田の未来を変えていくためには、目の前の1試合1試合に勝つこと。それを積み重ねて我々が強い上位のチームになることが重要であると考えていたので、決して来季勝負をするから今年ということではありません。とにかく今、しっかりと強いチーム・クラブ組織を作ることが来季以降につながってくると思ってやっています。
既存の施設を仮に改修などをする際に、満たせなかったときにはJリーグ側に基準を若干満たしてないけれども、という交渉をして譲歩を得られる勝算があるのか?
国自体の考え方が、現在の国内のスポーツ産業が5.5兆円規模、2022年までに15兆円まで拡大しようと経済成長の一つの柱だと捉えています。少し前にスポーツ庁から、スタジアム・アリーナに関する指針が発表されています。そこには、観る側の環境を整備することやエンターテイメントの舞台装置をしっかりしていかなければならないということが書かれています。日本のスポーツ文化を発展させて産業化をさせるためにも、施設をしっかりと整えていきましょうというのが国の考えです。Jリーグも同じように考えています。Jリーグもきっと、いつか陸上競技場で試合をするのはやめませんかと。既存でJ1でもありますけれども、そういった時代が来るのかと思っています。そういう意味で言いますと、国の考え、Jリーグの考えもスタジアムを日本中に広めることがサッカー文化、Jリーグ、そして日本のスポーツ文化を発展させるという方向性になっていると思いますので、新スタジアムというものが前提にあるとなれば、色々な部分で調整ができるのではないかと思っています。まずはJ2ライセンスを満たすことが大前提となりますので、その辺はバランスなのかなとも思っています。
他のクラブの状況を見ると、新スタジアムの着手をした段階では条件を満たしていないから昇格できない、という事例があった。それでも勝ち取っていける自信があるということか?
内容の問題でもあると思います。例えば市長が前向きだけれども知事がそうでもないというお話を他クラブでは聞きます。知事市長共にスタジアムに対して前向きだというのは、少なからず私は秋田県以外聞いたことがないです。秋田県議会でも12人中7人がスタジアムに関する質問が行われています。来週の市議会でも半分以上の市議会議員からスタジアムに関する質問があるとお聞きしています。それらを踏まえて考えれば、知事市長だけではなく県議会や市議会の方々も含めて、スタジアムに対して意欲的であり、もう一つは18万人の署名をいただいた県民の思い、そして我々の後援会の方々、そしてチームの成績といった後ろ盾がありますので、その辺は状況が違うかなとも思っています。
来季のJ2ライセンス申請の条件について確認したいが、検討委員会で方向性が示された場合という条件をつけた上で申請をするということか?
それがなければできないでしょうね。
検討委員会でどうなるかというのは決まっていないが、それに対してどういった働きかけをしていきたいか?
今までと同じです。私たちはチームとして結果を残すこと、先ほどお見せしました集客の部分でしっかりと数字を上げていくこと、県民市民の熱量を上げていくことなのかと思っています。
県市に対しては、協議会で色々な形で円滑に進むように、様々な海外を含む具体例などをお示ししたいと思っています。協議会に私が入るかどうかはわからないですが、色々と働きかけをしていきたいと思っています。
現実的には難しいかもしれないが、今回J2ライセンスを出すという選択肢もあった。そこについての葛藤や、決断は?
前例といった部分を踏まえて考えたときに、ただ議論がされていて方向性が示されていない中で、かつ既存施設も満たされていない状況下でJ2ライセンスの申請を出すということは、ある意味かなりの無謀なのかとも思いましたので、J3ライセンスの申請となりました。
一方で、これまでのチームに関わってきた選手・スタッフ・監督、もっと言えば今年のチームの皆がここまでの原動力になっています。彼らが結果を残して、この地で報われないということのさみしさというか悲しさ、つらさ・悔しさというものは私自身は強く感じています。彼らは彼らでそれをしっかりと認識した上で明日(アウェイ・FC東京U-23戦)も戦ってくれるでしょうし、決して今年「なんだ自分たちが結果を残しても上に行けないのか」と思ってモチベーションを下げるような選手たちでもないと思います。僕らは今年優勝という目標を掲げてやってきました。言い方はおかしいかもしれませんが、昇格を目標にやってきているわけではありませんので。
具体的なJ2への道が示されたこととなったが、改めてどういう心境か?
正直ワクワクしています。こうして早くて2019年には我々がJ2で活動できるという可能性が出てきたということは、本当にいろんな方々に感謝をしたいと思います。ただ何も叶っていないことですから、実現に向けて僕らはもっともっとクラブとしてチームとして、色々な方々とともにこのクラブをつくっていきたいなとも思っています。
また、心境といった部分に関して、私は今、新たに強い覚悟と決意を持ってここに座っています。ただ、まずは今年の結果といったものをしっかりと築くことが大事かと思っています。
2019年に向けた意気込みや課題は?
我々の今年の事業規模というのは3.5億円です。この3.5億円というのは、昨年のJ3の平均です。去年の平均ですから今年の平均でいえば我々がJ3の平均値を下回っていることになるでしょう。それでも今首位を保っているということのすごさというのは、皆さんにも認識していただけると思います。これがJ2になると12億円となります。分配金が3千万円から1.6億円程に増えますけれども、我々が12億円のレベルになるということは、今の今は難しいのかなとも思っています。ただ、こうして2019年昇格ということ、2018年にチャレンジができるということになると、支援のあり方も変わってくると思います。私はよく「青写真を描け」と言われてきました。J2昇格までの青写真が描けないような経営者でどうするんだ?とも言われた時期もありましたが、はっきり言っていたのは「優勝できるチームの事業計画は書けるけれどもJ2昇格までの青写真は描けるわけがない。描けたとすればただの夢物語に過ぎない」と話していました。それは、スタジアムは僕らだけの問題ではなくて、僕らだけでつくれるようなものでもなく、それがはっきりしていない限りは描けないと言い続けてきました。そういった中で、今さまざまなことが動き出し今後の青写真が描けたということ自体が僕にとってはクラブの成長、たくさんの方々にご支援・ご協力をいただいてのことだと思っていますので、今は感謝と、逆にその感謝をどう恩返しをしたらいいのかという責務にかられています。先ほど話したように強い決意と覚悟を持って臨みたいと思います。
観客数が3,000人に満たないが、これからどんな努力をしていきたいか?
これまで通り地道に行ってまいります。応援する側からすると上に上がれるチームになったということだけでも認識が全然違うと思っています。それだけではないですけれども、今は市民の皆さん、県民の皆さんが我々に関心を抱いていると思います。我々が会場に来ていただけるためのきっかけをいかに作れるかが大きなポイントになると思っています。そしてご来場いただいたときにサッカーって楽しいね、地元のチームを応援するってこんなに楽しいんだという取り組みを地道にしっかりとやっていかなければならないと思っています。まずは去年の2,425名を超えることが来年の足がかりになると思っています。
我々はホームタウン事業などを年間180回近く行っております。学校・施設訪問やお祭りへの参加、色々なことを行っていますが、地域に愛され地域に必要とされるクラブづくりを目指すことが一番かと思っています。あとは何はともあれ勝つこと、強いチームを作ること、勝利を皆さんに届けることが何よりの集客に対する効果かと思っています。そこをしっかりやっていきたいと思います。
知事が「時限的に」という話しをしていたが、岩瀬社長の言っていたことと重なる。またその際に知事は秋田市八橋運動公園陸上競技場を念頭に話していたようだったが、その点については?
何度も言うように大事なのは新スタジアムが、来年の6月までにどこまでの方向性で具体的なものになっているか示してもらえるかということです。それなくして既存施設の改修ということは言えないと思います。
来年の申請をするに当たって、新スタジムの方向性が固まったとして、2019年どこでやるんだというのはある程度なければ申請まで踏み込めないと思う。実際に申請をするためにもクリアしなければならないのはどの部分か?
それはJリーグではないとわかりません。どこの県内の既存施設をどこまでといった部分が話し合いになるのかなと思っています。今はっきり八橋運動公園陸上競技場だとか、あきぎんスタジアムだとか、もしくは秋田県立中央公園なのかといったのは控えさせていただきたいと思います。我々が決められることではないですので。
2019年を目指してということは、チームには伝わっているのか?またどういった形で伝えたのか?
伝わっていますし、何も変わりはないです。それぞれ色々と考えているでしょうけれども、彼らはプロです。とにかく今を必死に生き、自分たちのキャリアをどこまで伸ばせるか常に挑戦している人間です。今の今、このチームの目標を達成すると言うことが自分たちの役目だということを監督始めスタッフ、選手たちも認識しています。確かにデリケートな話しではあります。ただ、反応を見ていても、その後の練習を見ていても何も変わらずにやってくれているので、何も心配はしていません。
最短で2018年6月までの申請を目指すと言うことだと思うが、それまでに既存施設の改修も終わっていないといけないのか?
実例を見てみると2019年の開幕までに、もっと詳しく言えば前日までに施設検査を完了させておくということです。
クラブとしては、新スタジアムの方向性と共に改修費用も盛り込んで欲しいということか
必然的にそうなりますよね。知事がそのように発言したということで我々もそのように受け止めています。ただ、改修がどこまでということはこれからの話だと思います。それをどういう風にというのは中々難しいですし、例えば、我々には関係の無い所で老朽化や他の競技団体からの要望で直したら、実は基準を満たすということもあるかと思います。それについては、今後の話になってくると思います。
検討委員会が立ち上がっていない状況で来年の申請を公言したということとなるが、この発言が今後の議論に与える影響をどのように考えるか。また、今回の件について、Jリーグにどのような話をして感触を得ているのか。
一つ目の質問に答えさえていただくと、私はすごくポジティブな人間で、自分のポリシーとしているのは「一鳴驚人 一たび鳴かば人を驚かさん」という言葉です。誰かが言い出さない限り始まらないと思っていますし、こうして公の場で発言をしたということはそれなりの覚悟があるからです。自分を過大評価するわけではないですが、皆様から発信いただいて効果を期待したいとも思っています。
もう一つが、Jリーグに何度か足を運んでのお話しといったものは、今お話ししたことをお話ししています。知事がお話しされた内容、県議会・市議会での質問内容を踏まえて、このように目指していきますと言うことをお話ししています。Jリーグからは「わかりました」という回答をいただいていますので、しっかりとここから、協議会という部分も踏まえて議論をしていければと思っています。
J2ライセンスを見送ったのは、施設基準が満たさなかったということか?
その通りです。
ブラウブリッツ秋田がJ2に昇格することで、県内にはどんなメリットがあると思うか?
皆さんもご存じの通り、三浦知良選手はまだ現役です。秋田で三浦知良選手を見られる機会が、可能性があると考えたらどうでしょうか。本日お越しのメディアの皆さんもワクワクしませんか?たぶん、三浦知良選手が出るとしたら、青森からも見に来る人がいるでしょうし、庄内からもたくさん見に来る方もいることでしょう。昨年、我々のホームゲームへのアウェイサポーターの来場者数は2,000名ほどでした。J2に昇格すると、桁も変わってくることでしょう。また、その時にJ2にいるかはわかりませんがモンテディオ山形さんとのダービーとなれば、山形から3,000人くらいの方が来場されると思いますので、それ相当の経済効果が出てくると思います。もう一つ言うと、例えば高校野球で秋田の高校が勝ち上がっていったときに、秋田の方々はすごくその年は胸を張って秋田県出身ですと、郷土愛や誇りをもって言うことでしょう。目に見えないものかもしれませんがそういったものが創出されていけば、この人口減少にも歯止めがかかると思っていますし、人口が減ったって秋田の方々が胸を張って秋田県民としての誇りを抱き、豊かな生活をし続けられるのではないかと思っています。メリットについて話し出すと止まらないのでこの辺でとどめさえていただきますが、皆様の想像を超えたたくさんの効果があると思います。現に、私の地元であったように。ですので、私は今確信を持ってそれを進められているという状況です。
サポーターから「申請して欲しかった」という声もあることだろう。それに対しては?
ちょっと言い方に語弊があるかもしれませんが、私はある意味この立場というのはこのクラブの後援会みたいなものの代表だと思っています。何が言いたいかというと、皆さんと同じ立場だと思っています。皆さんと共にこのクラブを築き上げている最中ですので、僕にそれをお願いするのではなくて、皆さん自身でその思いを届けて欲しいと思っています。クラブにもここ最近頻繁に電話が来ます。連勝を続けているときなんかは、秋田県や秋田市にもかなりの電話が来ていると伺っていますので、皆さん自身が声を上げるのが一番大事なのかなと思っています。