8月25日（木）、秋田県庁 県政記者室において、「2016 Jドリームス スペシャルマッチ in AKITA」開催についての記者会見を行いました。
ブラウブリッツ秋田 代表取締役社長 岩瀬浩介
この度、9月24日（土）12時30分キックオフの、ブラウブリッツ秋田ホームゲーム、福島ユナイテッド戦と同日・同会場という形で、「2016 Jドリームス スペシャルマッチ in AKITA」を開催させていただく運びとなりました。
Jドリームススペシャルマッチは、前回2014年に秋田での開催が初となり、名波浩さんや中山雅史さんら有名プレイヤーに集まっていただいたということもありまして、その際には4,181名が県内外からご来場いただきました。秋田での成功を先発事例とし、その後、同じJ3の相模原、盛岡、福島でも多数の開催実績がございます。
開催する理由については、このような元日本代表、Jリーグの往年のスター選手らのプレー、ましてや現役のスター選手らのプレーする姿を秋田では観ることは現状できません。
クラブとしては我々が存在することで秋田の県民の皆さんに新たな楽しみを創出することが一つの使命であると思っています。サッカー界の太い横のつながりの中で、今回前園さんをはじめ元日本代表選手や往年のJリーグ名プレイヤーらに多数出場いただくことになりました。
そうした中で、スペシャルマッチを通じてスポーツ文化の醸成、サッカーの面白さを伝えて行ければと思っています。
それでは、Jドリームスのメンバーを発表させていただきます。
1996年のアトランタオリンピック代表でキャプテンを務め、現在ブラウブリッツ秋田に所属する伊東輝悦選手とともにプレーした、前園真聖さん
2002年の日韓ワールドカップ、06年のドイツワールドカップ代表の福西崇史さん
2000年のシドニーオリンピック代表の三浦淳宏さん
1998年フランスワールドカップ代表の中西永輔さん
さらに、元日本代表である本田泰人さん、林健太郎さん
また、元ブラウブリッツ秋田に所属しており、Jリーグ通算383試合出場し昨年引退、本年よりブラウブリッツ秋田U-18の監督を務めております熊林親吾も出場をさせていただきます。
この他にも、元Jリーガーに多数出場いただく予定です。
続きまして、今回の対戦相手「TDK SC レジェンド」についてご説明いたします。
TDK サッカー部のOBチーム「TDK SC レジェンド」を結成いたしましたのは、まぎれもなくブラウブリッツ秋田の礎を築いたチームであるということや、TDK様にはスペシャルスポンサーとして、クラブ化当初より現在に至るまで多大なるサポートをいただいており、現在も公式ユニフォームの胸にもTDKの文字を掲げて試合を行っております。
我々が、今こうしてここにおりますのは、1965年にTDKサッカー部が創部し、2006年に全国地域サッカーリーグ決勝大会を優勝、2007年よりJFLに昇格、ということがあって、つまりはTDKサッカー部という存在があったからこそだと思っております。
今回の対戦チームの検討に当たりましては今お話しした我々の発足の経緯に対しTDK様をはじめ、あわせて本拠地にしていたにかほ市を離れ秋田市での活動が余儀なくされた中で、TDK SC時代から応援いただいていたにかほ市・由利本荘市民の方々への感謝の意を込めてチームを結成する運びとなりました。
その上で、今回、ブラウブリッツ秋田発足の地、いわば聖地であるにかほ市・由利本荘市の小学生の皆様をご招待させていただきますので、ぜひ、にかほ市・由利本荘市の皆様には、ゆかりあるTDK SCの選手を応援にいらしていただければと思います。
では、ここでTDK SC レジェンドのメンバーについて発表させていただきます。
TDK サッカー部からブラウブリッツ秋田まで所属し「Mr.ブラウブリッツ」とまで呼ばれた松田正俊、秋田市出身の冨樫豪、TDKSC JFL昇格時の監督小松勉、ブラウブリッツ秋田初代監督の横山博敏も来秋する予定です。
なお、お恥ずかしいお話ですが、私も出場させていただきますので、よろしくお願いいたします。
観戦についてですが、ブラウブリッツ秋田ホームゲームとのペア観戦ができるおトクなチケットもございますので、ぜひご購入いただければ幸いです。
こちらについては、8月26日（金）10時より弊クラブホームページの「ブラウブリッツチケット」で先行販売を開始し、8月29日（月）10時より、各コンビニやプレイガイドでも販売開始とさせていただきます。
当日券の販売も予定しておりますが、前売り券の販売状況次第では行わないことも予想されますので、お早めにご購入いただけましたら幸いです。
また、本日この「2016 Jドリームス スペシャルマッチ in AKITA」の特設サイトを公開さていただきますが、今後その特設サイトにおきまして、前園さん、福西さんが試合で着用しますユニフォームがサイン入りで当たるSNSのキャンペーン等も実施予定となっております。
最後になりますが、今シーズン、ブラウブリッツ秋田では6月12日のホームゲームを「チャレンジ3,000人」として実施し、J3参入後最多となる3,681名もの皆様にご来場いただきました。J2昇格の条件でもある3,000人という数字に対してのチャレンジを一試合ずつ積み重ねていく中で、平均の数字もよりここに近づけていくことができればと思っております。そういった意味で、このドリームマッチもそのチャレンジの一つとして実施をさせていただきます。
質疑応答
そうそうたるメンバーだが、この選手のこのプレーを見てほしいというのをあえて挙げるとすれば？
皆、名選手ばかりですから、誰かって言うのは非常に難しいですが、前園さんが現役を引退されてから、公の場でプレーするのは中々見られないのかなと思いますし、そういった方のプレーが秋田で見られるといった部分が、私はこの開催にすごく意味があるのではないかと思っています。ただ、冒頭にも話したように参加される全選手のプレーを観ていただければと思います。
岩瀬社長も出場されるとのことだが、選手として前園さんをおさえるという気持ちは？
これはコメント的には「押さえたい」と言った方がいいのでしょうけれども、私の体的な問題と能力的な問題がありますからね（笑）。
ただ、今回こういった形で同じピッチに立てるというのは、本当にありがたいお話なので出場選手の一人として一生懸命頑張ります。
由利本荘市・にかほ市の小学生の招待について
我々から小学校にご招待という形で出させていただくので、何人ぐらいというのはわからないですけれども、由利本荘とにかほ市の小学校には全て配布をさせていただきます。この理由として、多分子どもたちからすると、皆プレーは見ていなくてもテレビで見たことある方々ばかりだと思うんですね。そういった方々の華麗なプレーを目の前で見ることで改めてそのすごさを知り、目標や夢につながることだと思っています。なので、多くの子どもたちには来てもらえればなと。また、小学生の保護者の方の多くは30代〜40代と前園さんたちが現役のプレーをご覧になっている方だと思いますので、そういった方々にも楽しんでいただければと思います。
今回の開催が2回目となったのは？
毎年開催するのも我々もパワーが必要です。こういった方々を呼ぶにもしっかりとした運営が必要であり、チケットもしっかりと販売しなければ成り立たない話しですので。
ただ先ほどもお話ししましたけれども、この地域にブラウブリッツ秋田があるからこそ、このような新たなコンテンツを開催することが出来、多くの県民の皆様に楽しんでいただけるのかなと思っています。土日の余暇を家族で過ごす機会を作ることが一つ我々の使命でもありますからね。
オリンピックの開催もあったということで、2020年にもつながる話だと思うが？
子どもたちには映像だけではなく是非会場で体感してほしいと思っています。オリンピックではメディアの皆様から発信される映像で、例えば今で言えば子どもたちは卓球がブームになっていたり、バドミントンをやってみたりということがあると思います。その「やってみたいな」という思いをもっともっと具体的に、強い思いに変えるには、生で見て色々なものを自身の肌で感じるということがすごく大事だと思うんですよね。そういった部分でも先ほど言ったように「子どもたちに夢を」といった部分で、夢を持ってもらうためにもこの機会を設けています。それが2020年に繋がってくれれば、いいかなとは思いますね。例えば2020年にオリンピックに出場することになった子が「実は秋田でのJドリームスペシャルマッチを見て始めました」なんて言ってくれたらそんなに嬉しいことはないですよね。
観客動員数がクラブにとっての課題となっているが、このスペシャルマッチはどのように寄与できると考えているか？
1つはホームゲームの前に行うというのは大きなポイントですよね。我々の平均観客動員数は2,151名ですが、今年の目標は2,500名と捉えています。J2への昇格を考えると3,000人に近づけることが全てだと思います。スタジアム整備についても県議・市議の中でも話題になっていますが、そういったものに拍車をかける意味でも一つの大きなきっかけになればと思っています。スペシャルマッチがJ3リーグクラブでの開催が目立っている理由の一つは、ＪドリームススペシャルマッチのOBの選手らも自分たちの力で観客動員数に対し手助けできたらという思いがありますので、そういった意味でもホームゲームの前に開催させていただくというのはすごく意義があることだと思います。
時間は何分になるのか？
45分ハーフはお互いに無理です。30分ハーフですね。