与那城ジョージ監督のコメント

(福島ユナイテッドFCに)前半は前から来られ、そのうちまた引かれて、なかなか自分たちのペース…深いところまで持っていけず、もう少し相手を揺さぶってもいいのかな、という感じがありました。後半に入り、選手たちはその揺さぶりをしつつ相手を横に走らせていくことができ、少しずつペースがよくなってきたということを感じました。いい時間帯で点を取ることができ、最後まで守りきることができるなど、選手たちが一生懸命やってくれたので久しぶりにいい勝ち方ができたかなと思います。

質疑応答

ハーフタイムの指示は?

皆で話し合いをしながら、相手に引かれたときにすごく片側に寄っていたので、これをどうするかということになりました。
相手を揺さぶり、長いボールを入れて横に走らせて、そうしたら自然に中も少し空くだろうという感じで、後半はいい入り方ができたかなと。後半はよかったと思います。

福島ユナイテッドFCに対する対策は?

できるだけ自分たちで主導権を握りながら、できるだけ自分たちで揺さぶりながらと、全てが「自分たち」でやっています。そういったやり方ですので、危険な選手が何人かいて、それを押さえるというやり方で行っています。
引かれたチームというのは初めてなので、我々としてはそれがいい対戦相手だったなという感じがしました。引かれたときにどうするかということが今後も課題だと思います。自分たちのやりたいことをやりながら、それを改善しながらよくしていこうということが中心になります。

シーズン3分の2が終わりましたが、チームの成長具合は?

いろいろなチームがあって、我々への対策を練りぶつけてきています。その中でも引かれたチームというのはこれが初めてでした。
とにかく皆、前から来ますので、いろいろな対策を練られたときにどうするかということ、それを少しずつ改善しながらうまくボールが回るようにしなければならないと思います。
相手の守備体系に応じたボールの回し方、サイドチェンジをしたり、なかにボールを入れたり、そのタイミングを少しずつ選手たちも意識し始めています。こうやったらうまくいくんだなとか、こういったらこうしようと、選手たちが練習から話し合って、それが自分としては大きなお土産だなと思います。これを持続しながらよくしていければな、と思います。

発祥の地であるにかほ市での勝利について

6月23日のにかほ市での一試合目は、前半はとてもよいサッカーをやっていて、最後のところで引き分けられて、皆さんにすごく嫌な思いをさせました。今日も最後のところでちょっと危ない場面もあったのですけれども、選手たちが一生懸命頑張ってくれたおかげでこの勝利をにかほの皆さんにプレゼントすることもできました。いろんな場面があって皆さんも心配をしながら見守ってくださっていたので、最終的には皆で勝ち取ったこの勝ち点3かな、ととても強く思いました。皆さんに本当にああいった応援をしていただくと選手にとっても大きな力になりますし、今後も応援していただいて一緒に戦っていけたらな、と思います。