与那城ジョージ監督コメント
前半はボールがよく回り、選手たちもよく動きながらいい形で試合が進めたかなと思います。いい時間帯で点を取れたということもあって、前半は今後の我々が目指すものがたくさんでましたので、これを続けながらやっていきたいと思います。
後半は相手の攻め残りが3、4人残っていて、我々がボールを持ったときに結構スペースがあったため、ハイスピードで何回も何回も往復していました。ですので、最後は足が止まってしまったのかなと思います。最後の最後まで選手たちは頑張ってくれたおかげで引き分けに持ち込めたかな、と。
悔しい、残念というか、もちろん選手たちも残念な結果だと感じて試合が終わったのですけれども、自分は今後、この前半がいい戦い方だったので、それをベースにしながら、引き続き練習もしながらこのスタイルをやっていきたいと思います。
質疑応答
前半でブラウブリッツ秋田の目指すものが出たとあったが具体的に?
みんなで動きながらボール回しがチームとしてボールがよく回っていましたので、高いところでボールを運べたので、ゴール前でチャンスが何度もつくれたということで、そこが狙いとしてはよかったと思います。くさびもはいり、サイドチェンジもはいり、ほとんどワンタッチかツータッチでボールを運べたということについて、ものすごく選手たちを評価しています。
正確なパスをつなぐことを重要視しているということだったが?
選手たちにはいつも意識しながらやってもらっていますが、前半は特に選手たちがよく動きながら、サポートもよくしながら、三角形を常にボールに対しつくりながら、奪われたら攻守の切り替えを早くして、と高い意識で今日の試合に臨んでもらったので、前半は素晴らしいものだったと思います。正確なパス回しを選手たちに日頃意識してもらっているおかげで、大事なところでできるのだろうと思います。
後半続かなかったのは?
勢いというものがあって、後半の途中までロングボールに対して人数をかける、人数をかけたときに我々が思い切り速攻のような形をつくっていたので、それがちょっと多かったかなというふうに思います。15分ぐらいまでは自分自身はちょっと走り過ぎかなと思い、少しペースダウンをしようという話をしましたのですけど、最後は少し足もとまったのですけれども、挑戦をしながらこのスタイルを貫くということなので、最後のところは足が止まったら仕方がないという感じで自分はいます。
後半飛ばしすぎたというのは
相手が長いボールをかけて、5、6人でそれを競って、我々も蹴れば足は止まらないと思います。
ただ、我々はそのボールを奪って、前に運びながら相手の陣地まで深く入って取られる。で、取られたボールは相手はどかんと蹴りますから。二つに分かれて走っているわけですよね、相手は。我々としてはずっと同じことをやっていますので、足は止まるかなと思います。2-0で戦っていて、人数を後ろにそろえて、2人、3人で長いボールを蹴って走らせれば多分勝てると思うのですけれども、それは我々の目指しているものとは離れますので、とにかく皆で足を運ぶ、皆でボールを回す、皆でやるということに対しては自分は満足をしています。
ただ、ハイペースすぎるということが後半の立ち上がりありましたので、相手がサイドにプレッシングをきたときにうまく外してサイドチェンジができたらな、と思います。これは自分の課題なので、選手たちは一生懸命やってもらって、ものすごく意識してもらって、いいサッカーをやってもらっているなと思います。
これから後半が始まるが?
今まで17試合を終えて、10試合ぐらいをすぎたら研究をされるだろうと思っていました。その研究をされたところで我々がどうできる、なにができるかということが課題となっていて、チームとしても結構苦しんでいます。ただ、苦しんでいる中でも、選手たちは練習のなかから意識して行動していて、おそらくこの苦しい状況は乗り越えられると思います。もう少し時間が必要だと思いますので、その中でこのスタイルを…去年のブラウブリッツ秋田はどういうスタイルだったかわかりませんが、全く違うみたいによく言われますので、それを考えたときにハイスピードでよくなっているな、と思います。もう少し苦しい試合がたくさんあるとか、試合の中でもミスがあるとかたくさん速攻をかけられるとかそういうシーンがたくさん出てくるかなと思っていましたが、前期を考えたときに2、3試合失点が多かったのですけれども、チームはハイスピードでよくなっているなと思います。選手たちは高い意識をもって練習をしてくれているおかげです。