株式会社ブラウブリッツ秋田では、4月23日(火)に第15回定時株主総会を開き、第15期における事業及び決算報告が承認されましたので、お知らせいたします。

第15期決算

単位:百万円

営業収益

  2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
営業収益 216 262 288 360 435 461 461 775 850 880
広告料収入 116 154 184 198 255 266 266 388  404 467
入場料収入 8 14 12 16 20 20 19 38  48 49
Jリーグ配分金 12 11 15 35 27 27 28 159  159 109
賞金 0 0 0 6 0 0 3 0  0 0
アカデミー関連収入 34 35 33 43 47 47 32 56  56 68
物販収入 9 9 8 10 13 11 18 36  44 52
その他収入 37 39 36 52 73 90 95 98  139 135

営業費用

  2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
営業費用 262 259 286 357 438 477 511 782  877 922
チーム人件費 92 82 94 114 148 161 184 265  256 258
試合関連経費 6 8 9 16 16 25 28 58  60 69
トップチーム運営経費 35 33 41 59 66 84 79 116  133 120
アカデミー運営経費 17 22 19 30 34 32 19 43  99 116
販売費および一般管理費 108 106 112 129 163 164 188 287  315 345
減価償却費 4 8 11 9 11 11 13 13  14 14

損益計算書

  2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年  2023年
営業収益 216 262 288 360 435 461 461 775 850 880
営業費用 262 259 286 357 438 477 511 782 877 922
営業利益 -46 3 2 3 -3 -16 -50 -7  -27 -42
営業外収益 48 17 10 7 6 9 21 38 29 25
営業外費用 2 2 2 2 1 1 5 1 1 2
経常利益 0 18 10 8 2 -8 -34 30  1 -19
特別利益 2 0 0 0 0 0 0 0 10 0
特別損失 0 0 0 1 0 0 0 4 1 4
税引前当期純利益 2 18 10 7 2 -8 -34 26  10 -23
法人税および住民税等 0 1 0 0 0 0 0 -9 5 -1
当期純利益 2 17 10 7 2 -8 -34 35  5 -22

貸借対照表

2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
流動資産 19 64 66 64 69 38 108 248 267 236
固定資産等 15 41 34 37 30 23 36 48 39 73
資産の部 合計 34 105 100 101 99 61 144 296  306 309
流動負債 10 9 11 14 28 27 40 93  104 117
固定負債 71 90 72 64 47 17 121 117  110 122
負債の部 合計 81 99 83 78 75 44 161 210  214 239
資本金 96 24 24 24 24 24 23 57 57 57
資本剰余金等 0 18 18 18 18 18 18 52 52 52
利益剰余金 -143 -35 -26 -19 -17 -25 -58 -23 -17 -39
資本(純資産)の部 合計 -47 7 16 23 25 17 -17 86  92 70

役員人事

  • 代表取締役社長 岩瀬 浩介
  • 専務取締役 加藤 芳樹
  • 常務取締役 外山 新平
  • 取締役 工藤 源聖(非常勤/重任)
  • 取締役 吉田谷 昭仁(非常勤/重任)
  • 取締役 石郷岡 誠(非常勤/重任)
  • 取締役 細谷 重直(非常勤/重任)
  • 取締役 佐藤 一朗(非常勤/新任)

経営数値に関する分析

2023年度はJリーグ配分金が5,000万円減額となり、その減少分を確保するべく各セクションにおいて高い目標を定めて臨んだ年となりました。結果、営業収入は8億8000万円(前期比104.1%、予算比102.0%)となり、14年連続増収となりました。
また、それに伴い広告料収入を上げるためのスポンサー関連費、集客・入場料収入増加のための広告宣伝費、来場者の満足度を高め再来場・顧客化を図るための試合運営費においてコストが増加、また、遠征費+キャンプ費については、無駄を極力省き工夫をするなどの努力をし前年より削減できたものの、渡航費や宿泊費の高騰により費用が増加、更には過年度の損金処理を行なったことにより、結果として当期純利益は−2,213万円となりました。

今期の予算と現状について

昨年に引き続きJリーグ配分金は2022年度と比較し5,000万円減、J2リーグが20チーム制となりホームゲームが2回減少となるなどネガティブな要素がある一方、新制度となったルヴァンカップへの参戦やクラブ設立15周年、クラブハウスの整備・運用開始などポジティブな要素も揃ったシーズンとなります。
前年度に成果を挙げたトップチームの環境整備や、広告料収入において前年度115%を果たした法人営業などは更なる施策を投じ重点事業として推進して参ります。また、成果としては見えづらかったものの、確実に見込客の獲得やノウハウの蓄積に繋げたtoC事業については前年度に積み上げをするとともに結果に繋げて参ります。
一方で各重点事業において増加したコストの精査と効率化を図り、前年度比+1,000万円程度に抑えることを目指します。それを踏まえ、営業収入は前年度実績比103.7%+3,300万円の増収の9億1200万円、当期純利益350万円を目標として参ります。

15周年の節目を迎え、まだまだJ2のなかでは小規模なクラブではありますが、年々サポーターならびにファンの皆様の熱量が高まってきていることを肌身で感じております。
昨シーズンは、新型コロナウイルスが5類に移行され、一昨年以上により多くの方々がJリーグを通じて秋田に来秋されました。サッカー観戦のみならず、多くの方が県内の観光も楽しみ、秋田の魅力を堪能いただいております。Jリーグが地域経済に与える効果を実感するのと同時に、関係人口や交流人口増の更なる可能性を感じております。また、高齢化や少子化、若者離れなど社会課題を多く抱える秋田県ではありますが、クラブがハブとなりスポーツを通じて多くの方々と共に取り組むなど、クラブに課せられた社会的役割も大きいと捉えています。

ブラウブリッツ秋田はクラブフィロソフィー「AKITA STYLE」を軸に、秋田の風土や歴史、県民性のすばらしさをサッカーを通じて日本、ひいては世界に発信する一助になれたらと思っております。
引き続き皆様とともに前に前進し、より地域が盛り上がる次なるJ1のステージに向けて挑戦して参りますので、応援のほどよろしくお願い申し上げます。