まさしく極端なゲームだった。

試合開始からエンジン全開に飛ばし迫力のあるパフォーマンスを披露、先制ゴールをあげ会場を喜ばせた。
しかし、後半の10分過ぎからペースが落ち相手のペースになってしまった。

試合は2-2のドローで終わった。

勝敗はどちらに転がってもおかしくなかった。
シンプルな分析として、第一に多くのチャンスを逃したということ。
そして我々のポゼッションの質、スペースを含めたポジショニング。
どこを攻略しゲームを支配するのか?ポイントとして相手の前で駆け引きするのか?相手の裏で駆け引きするのか?ということも大切なことだ。

オランダ人監督のベルト・ファン・マルワイクは「off the ballが全てを制する」と話す。

全選手が一つのボールに対して意図を持ち、多くの攻略方法を持ってピッチに立つ。
私は、現在のチームに可能性を感じている。
ただ、シーズンは試合数が決まっており、試合最終日も決まっている。
一つ一つの試合に課題を持ち、チームがいろいろなことに対し成長すること。
チーム全体像の共通理解をより深め、次節に向けて良い準備をしなければならない。
また、サポーター、ファンのみなさんにはありがとうと言いたい。
常にクラブと共に共感し合い闘いましょう。

新里 裕之 ゼネラルマネージャー

2003年、ラモス瑠偉氏らと共にFC琉球を創設し、初代監督(選手兼任)に就任。翌年現役引退。
2006年、FC琉球 コーチに就任、2009年にはFC琉球 監督に。元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏(現・FC琉球スーパーバイザー)とともにチームを指導した。
2012年にブラウブッリッツ秋田 ヘッドコーチとなり、横山雄次監督を支えた。
2013年よりブラウブリッツ秋田 ゼネラルマネージャに就任。

1980年8月29日生まれ、沖縄県出身。