ここ半年間、試合内容よりも精神面について、主にメッセージを伝えてきた。
つまり、一年間バランスよく安定させ、クラブとしてコンセプトがブレないよう言い続けてきた。
クラブとしてフィロソフィーを持ち、それを表現し、成果と結果を残す。それがこの町に理解されなければ成功はない。

グルージャ戦は0-3の完敗だった。戦術やコンディションの問題ではない。
チームとしての野心の足りなさである。勝ちたい、チャンピオンになりたい、サポーターやファンのみなさんと分かち合いたい。
そういう強い自分たちの「望み」が欠けていた。すべてが同じ心でなければ何もならない。
ひさびさに怒りを感じたゲームだった。

今週、選手達はしっかりと整理したことであろうし、明日の試合はサポーターやファンのみなさんに勝ちたい気持ちを表現することだろう。

福島戦、共に戦いましょう。

新里 裕之 ゼネラルマネージャー

2003年、ラモス瑠偉氏らと共にFC琉球を創設し、初代監督(選手兼任)に就任。翌年現役引退。
2006年、FC琉球 コーチに就任、2009年にはFC琉球 監督に。元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏(現・FC琉球スーパーバイザー)とともにチームを指導した。
2012年にブラウブッリッツ秋田 ヘッドコーチとなり、横山雄次監督を支えた。
2013年よりブラウブリッツ秋田 ゼネラルマネージャに就任。

1980年8月29日生まれ、沖縄県出身。