勇気ある監督と選手達。

2-2に終わったホームゲーム。
相手は勝ち点3をとることに集中し、主導権を取りにきた。
我々はいつもと変わりなくリラックスし戦った。

今シーズンのコンセプトは哲学を導入し、秋田県民の皆さんにスタイルを知ってもらうこと。
相手はJ2に昇格すること。

対照的であるだけにゲーム自体は噛み合いにくい状況になり得た。
実際、相手はトップを中心に攻撃し圧力を加えた。外国人選手のクォリティーも含め、選手たちの質の高さと強さを感じた。

一つ、ネガティブにとらえるとしたら、そういう相手と真っ向勝負する場合は受け身になりがちなのが普通だ。
しかし、昇格をしなければいけない相手に対し、メンタルを安定させ自分達のスタイルで戦い続けた選手たち、もしくは選手たちに勝利の地図を持たせ自分たちらしさを出させたジョージ監督には頭が下がる思いがした。

その瞬間、これからも変わらず発展していくことだと私は強く感じた。

クラブはクラブとして存在し、フットボールとしてフットボールを表現し続けていくこと。
秋田ブランドという大きな勲章をつけて誇りを持って歩く。

クラブはジョージ監督から大きな勇気をプレゼントしてもらった。

そういった、日曜日だった。

色々な考え、色々な状況を持ったクラブがある中、何も悩まずしっかり前を向いてみんなで歩くことができる大事な勝ち点1だった。

これからもクラブは岩瀬流の与那城スタイルで秋田を背負う。