試合開始の前に風が吹いていました。中々集中しづらい環境であったにもかかわらず、古田が素晴らしいシュートを決めてくれました。相手が10人になったということもありますけれども、それはあまり気にしないで、このとても攻撃的な素晴らしいチーム沼津を0点で抑えきったということで、我々は今後に向けて自信を持っていいのではないかと思っています。この勝ちで浮かれることなく、変わらず1試合1試合これからも大事に続けていきたいと思っています。

質疑応答

守り抜いたというような印象が強かったが？

何人かは「10人だからもっと点を取りたい」、何人かは「いや1-0でいいじゃないか、守りたい」というような状況が、チームにとって一番良くないと思っています。ハーフタイムに選手に話したのは、まずは僕らのスタンスをはっきりしよう、と。失点ゼロでいこう、と。守備のところをしっかりして、チャンスがあったらとっていこう、というようなところを徹底しました。ですので、最後守備的になったところがあったかもしれませんが、まずはやらせないというところが一番にあったので、そういう意味では予定通りというか、皆が指示通りのことをやってくれたと思います。よく我慢してくれたと。ちょっと攻めたくなるんですけれども、よく徹底してくれたなという印象です。

古田について、これまではサイドからのいい攻撃を繰り返していた中で、今回得点という形で結実した。その古田の評価と、今日の試合に対してどういう入りをしようと選手に伝えたのかを教えてほしい。

今日の入りについて。相手は攻撃的なチームです。前から勢いよく来るのか、今日は風がけっこう強かったということもあり、どういうかたちで来るのか読めなかったです。ですので、どんなかたちできてもびっくりしないようにいくつかの状況を皆で想定をし、イメージしながら入りました。そういう意味では、僕らのペースで入れて、いい時間帯にシュートが入ったので、いい入り方ができたなと思っています。
古田のシュートに関してです。彼はずっと練習をしてきています。おっしゃるように、惜しいシュートももちろんありました。それがゴールという形になって、とても僕はうれしいです。彼の努力の賜物だと思います。それ以外に何もないです。もちろん僕も狙っていっていいよとか、ここカットインしたときにこうなるよねとか、もっとこういう選択肢もあるよね、という話しもしますけれども、ああやってすごいシュートを決められたら本人の手柄だと思います。

後半守備からいこうと話をしたということだったが、攻撃という選択肢もあったと思う。あえて守備からという話をしたのは？

はっきりさせたいというところです。沼津さん、攻撃力を持っています。僕らがひょっとしてですけれども2点目、3点目を取りに行って、前にかかった隙に僕らのゴール近くまで持ってこられるとちょっと怖さがあります。僕らは勝ちを最優先しているので、勝ちを最優先することで、やはりそこから入るのが一番ベストだろうということでそれをチョイスしました。