秋田の全員力が炸裂しました。
今日の試合においては、ブラウブリッツ秋田の過去の歴史の中でも、そして私の監督キャリアの中でも本当に一番といっていいぐらいの完勝だったと思います。しっかりと内容と結果が伴った試合だったと思います。
今季J2昇格のために集まった選手・スタッフで力を合わせて昇格の可能性はなくなりましたが、今週も個の能力を上げる、チーム力を上げる、全力で良い取り組みが今出来ています。それが一つ形になりましたし、そういう意味ではJ2昇格のために集まったスタッフと選手というプライドを持って、残りまだ3試合自分たちの生き様を見せられる試合がありますし、そして秋田に関わる全ての皆さんに喜んでもらえる恩返しができる機会が3試合ありますから、とにかく今日の勝利は今日だけしっかり噛みしめて、残り3試合に向かって全力を注ぎたいと思います。

質疑応答

前半からしっかり戦ったように見えた。相手も崩していたが中々ゴールが遠かった中で、後半もじれずに戦っていたように見えた。前半と後半で変えたことは？

ゲームの展開の話でいえば、本来ガンバ大阪U-23はJ3リーグで一番パスがつなげる、ボールが持ってる、そして攻撃的なチームなわけです。ですので、その相手に対して逆に自分たちの方がしっかりボールを持つとか、攻撃に出る回数を増やすとかは本来は容易なことではない。そして今彼らの攻撃強い攻撃を失点ゼロで0で守り抜くということも容易ではない。直近の試合を見てもほとんどのチームがこの相手に対して複数得点を取られているわけです。
それを踏まえた上での話ですけども、前半自分たちの意図通りのサッカーは、スターティングメンバーの選手たちがしっかりやっていましたけど、本当にゴールまであと一歩届かなかったところは、もちろん相手の守備の頑張りがあったと思います。
ただ、ハーフタイムに攻守において伝えたのは、ちょっとしたポイントを2つずつで、それよりもあの前の彼らの戦いを見たらハーフタイムに彼らが自分たちで声をかけアイデアを出せば、もう後半ゴールは入ると思ってました。
ですので、一番はもう本当にそのことを伝えて、信じて彼らをピッチに送り出しました。
シュートは打てるときに打とう、ゴールは取れるときに取ろうではなくて、シュートは打ちにいくもの、ゴールは取りに行くもの、この言葉を今週、そしてハーフタイムにも伝えましたけれども、まさに入ったゴールは彼らが取りに行ったもので、素晴らしかったと思います。

チーム全体で揺さぶりをかけた結果で相手が間延びした部分があったし、球際でも戦えていたように見えた。攻守の切り替えの部分が良くなっているように思うが。

それが一番大切なことだと思います。
あまりにもサッカーというスポーツは要素が多すぎて色々なことが勝利・敗北の原因になると思うのですが、やはり球際で寄せる、戦う、切り替えという部分ももちろんそうですし、そこがやっぱり一番だと思います。自分たちはしっかりボールを動かすとか、様々な取り組みをやっていますけれども、ここ3戦ぐらい自分たちが自分たちの戦いが出来ている要因はまず最初にその球際の戦いがしっかり出来てることだと思います。