FW 24 久保田 圭一

3年前、僕にはサッカーをする場所がなかった。

「Jリーガーになりたい」
「今のお前には厳しい」
「それ以外でサッカーをやる気はない」

大学時代に僕とスタッフが交わした会話。
そのくらいJリーグでプレーすることにこだわっていた。
そのこだわりが自分自身の選択肢を狭め、結局、進路が決まらないまま大学を卒業してしまった。

そして、それと同時に僕のサッカー浪人生活が始まった。
浪人生活は想像していたより辛く、1日1日がすごく長く感じた。
先輩や友人がJリーグで活躍する姿を見て、刺激を受けるとともに「俺は一体何をしてるんだろう?」と自己嫌悪に陥ったりと、1年間でたくさんのことを考えさせられた。

しかし、後悔はしていない。
このこだわりがあったからこそ、今、こうしてJリーグ昇格を目指すブラウブリッツ秋田でサッカーができている。

これからもサッカーができる喜びと感謝の気持ちを忘れずに、「Jリーグでプレーする」という夢をブラウブリッツ秋田で実現させたい。