本日の試合だけを考えたら、本当に悔しいです。自分たちが積み上げたサッカーで、最後ホームで、自分たちも秋田のファン・サポーターの皆さんも皆で喜び合いたかったですが、それが叶わなかったので悔しいです。ただ、最終節一年の最後これで決まるその戦いとしては、自分たちの選手もそうですけど、相模原の選手たちがものすごい戦いましたし、お互いが本当に最後の瞬間まで諦めない戦いをしたので、中々サッカーで良い・悪いという内容の話は難しいですけども、そういう意味では最終節が好ゲームで、0対0で終わったと思います。

今、最終のセレモニーを終えてここに来たんですけども、試合後のロッカールームで、選手・スタッフ・セレモニーも含めて、私だけじゃなくて改めて思うのは、本当に今季の選手・スタッフ最終的にはJ2昇格を果たせなかったですけども、今季共に戦った何か絆というか、その取り組みがやっぱり本物だったんだなと。そして今季J2昇格を順位では果たせなかったですが、必ず戦ったものが後のブラウブリッツ秋田に必ずプラスに働くと思います。

来季もブラウブリッツ秋田で戦う選手・スタッフ、そして離れる選手・スタッフがいると思いますが、全ての人間にとって私は素晴らしいシーズンだったと思っています。

質疑応答

前半風下ながらしっかりボールを繋いで戦うんだという印象を受けた。だが、最後のところで詰められなかったが、この点を取れなかったという結果自体はなぜだったと思うか？

相手あってのことなので、相手は守備堅いチームなんです。特に後半シーズンに向けて守備を強化してきたし、間違いなく自分たちの取り組みもありますけども、彼らが強固な守備を実践したというのもあります。0対0で終わったらこの最終戦が今季を象徴してると思っていて、もちろん自分たちが積み上げてきた攻撃もありますけど、やはりこの守備が強固な相手に対して最終的には点を取れなかったこととか、逆に相模原の時間が長い後半ではありましたけど、それでも失点をしなかったこととか、結局勝てなかった悔しさもありながら、でも負けてはいないので、しっかりと胸を張りつつ、攻守においてしっかり自分たちが抱えている課題はまた次に向けて継続なんだなと思います。

中盤でのガツガツとしたやり合いは、秋田も相模原も見応えがあった。J3を勝ち抜く上で必要だとも思わされたがら、来季に向けてチームに残せるもの、アドバイスがあるとすれば戦う姿勢と言うことか。

J2昇格を果たせなかった監督が、チームにアドバイスをするということは必要がないと思います。ただ、もちろん取り組みのプラスな部分が来季に向けて引き継がれるとしたら、やはり一言で言えばブラウブリッツらしさだと思います。

ブラウブリッツらしさって何なんだって言ったら、言葉にできる人もいるでしょうし言葉にできない人もいるでしょうけど、選手・スタッフ、そしてサポーター、メディアの皆さんも含め、ブラウブリッツらしさってこれだって思うものがあったとしたら本当にそれを大切にして欲しいと思います。

私はブラウブリッツ秋田を去りますけれども、私自身がやるサッカー、私にとってはそれがブラウブリッツらしさだと思って次に向かいますし、全員にとって大切にしてほしい言葉だと思います。

J2昇格という目標を達成出来ず退任となったが、それでも温かく送り出される監督も珍しいと思う。監督はセレモニー含めどう受け止めたか。

ファミリーですかね。成績が良くても悪くても、自分の子どもは可愛いですよね。成績が悪い監督でしたけれども、そんなふうに秋田の皆さんに思ってもらえていたら私もうれしいですし、私自身秋田県人だと思っているので、その気持ちや関係は大切にしたいなとこれからも思います。