この度ブラウブリッツ秋田は、9月17日(木)公益社団法人日本プロサッカーリーグ(以下Jリーグ)より、下記違反行為に対する懲罰の決定を受けました。
ファン・サポーターの皆様、関係者の皆様に多大なるご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。
懲罰内容について
1.対象事案
ブラウブリッツ秋田は、J3リーグ戦の 2014 シーズン開幕戦から 2019 シーズン開幕戦までの ホームゲーム全 85 試合において、Jリーグ規約、試合実施要項が規定する入場者数の算定 方法を用いておらず入場者数を正確にカウントできていないうえ、かつ各入場口でカウントし た入場者数に下記①②の人数を加算したものを公式入場者数として発表し、Jリーグに提出する公式記録に虚偽の入場者数を記載した。(以下、「本件行為」)
① スタジアムの各入場口でカウントした入場者を集計した合計入場者数の 10%程度
② 入場者数に算入できない運営ボランティア、運営スタッフ、出店者、メディアを少なくとも 1 試合平均 75~120 名
2.懲罰内容
罰金 400 万円
3.懲罰理由
(1)入場者数は、スポンサーやファン・サポーター等にとって極めて重要な指標であり、Jリー グ開幕当初から厳格な方法により算定した実数を発表しているが、J3加盟当初から約 5 年間もの長期にわたり、上記のとおり根拠のない数字および本来含めてはならない人数を入場者数として発表・報告してきた本件行為は、Jリーグへの信頼を大きく失墜させるものである。
(2)本件行為は、試合運営体制の不備により各入場口でカウントした入場者数が目視による 観客数を下回っていたことが契機になって始まったものであり、役員らは試合実施要項 が規定する入場者数の算定方法、クラブにおける実際の算定方法、及び両者の差異のいずれについても十分な認識がなく、入場者数を多く見せかけようとした意図はない。 しかし、入場者数の算定方法は、クラブとして順守すべきルールであるにもかかわらず、 クラブの役員らはこれに関心を払わず、ルール順守のための体制整備を怠って本件行為を放置してきたものである上、2017 年に類似の事案(入場者数の水増し)が明らかに なった際も、自らの運用を顧みず、その後も本件行為を続けてきたものであり、その責任は重い。
4.適用条項
『Jリーグ規約』
第 133 条〔Jリーグにおける懲罰〕第 2 号
第 153 条〔1,000 万円以下の罰金〕第 2 号
第 26 条〔Jクラブの健全経営〕第 3 号
今回の違反行為ならびに懲罰内容について真摯に受け止め、このような事態が二度と起こることのないよう、全社員・スタッフの意識を高め取り組んでまいります。
改めまして、日頃応援いただいているファン・サポーターの皆様、関係者の皆様に多大なるご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。