1月16日(木)、秋田市八橋運動公園球技場にて、新入団記者会見を行いました。
新里 裕之 ゼネラルマネージャー
こんにちは、2013シーズンから2014シーズンにかけて、GMとしてチームマネジメントをします新里です。よろしくお願いします。2013年シーズンに関して、まず僕らチームとしての色ですね、どのように戦ってどのようにクラブをマネジメントしていくかということに関しては、ある程度ボーダーラインを超えたというか、ある程度自分たちの中では合格ラインに達したかなという気持ちです。戦術的なことに関してもある程度大枠ができましたが、実際に戦術的なことと、選手をマネジメントするということに関してはすごく時間がかかるのですね。だいたい2年から2年半ぐらいはかかるという僕らのイメージが、だいたい去年の選手、そして監督のリレーションが凄くよかったおかげで、1年間の中での自分たちが思った以上の部分に関して届くことができたので、今シーズンに関してはやはり結果ですね。結果と成果。もちろん成果のことに関しては、戦術的にももう少しグレードを上げる、こと細かい戦術をもう少し追求していきたいと思っています。選手に対する追求というものも、やはり与那城ジョージ監督が描くフットボールを、選手たち自らが体現する、自分たちが苦しい状況であっても自分たちがやはり凛々しいサッカーをするということを、やはり秋田の子どもたち、そしてファン、県民の方たちのために見せて、プレーをさせていきたいと、僕自身も強い気持ちでいます。
今シーズンに関する順位に関しては、おそらく社長が伝えていたかと思いますが、上位を目指します。そして、来年、再来年というところでJ2のほうに加入ができるように、もちろんハード面も含めて、ピッチ上でもクオリティの高い、いいシーズンになればなと思っております。
もちろん選手含め、スタッフ、現場には、去年よりも圧力というかプレッシャーがかかるかなと思っていますが、もちろん僕らフロントの方も、皆でクオリティを上げ、選手もスタッフも社長も含めて全員でマネジメントをし、支え合っていけるような空間を大事にし、このJ3のシーズンスタートをいいスタートが切れるように頑張っていければなと思っております。
一人一人の選手に関して話しをするとおそらく3日かかるので、全体的になぜこの選手たちを獲得したかというと、僕も2012年にコーチで加入して、去年と今年で3年目という形なのですけれども、ブラウブリッツ秋田には僕らが見えない歴史があります。僕らがここに立っていること、過去にいた選手たち、スタッフ、県民の方々の支えというのを僕らはしっかり大事にして、やっていけるようなチームづくりができるようなということを考えた上で、凛々しくもたくましくもある選手たちを獲得したと思っております。おそらく、いろいろな戦いがあると思います。11人で試合は出るものだと思うのですけれども、去年同様というか、皆で一つになって戦えるような、クオリティの高い追求ができる選手を獲得したと思っております。今までいろいろとあるシーズンがありましたけれども、これからもいろいろなシーズンがある中で、一つでも、一歩でも一メートルでもいい成績と成果が出せるように皆で頑張っていければと思います。どうぞよろしくお願いします。
選手自己紹介
三宅貴憲選手
京都産業大学から来ましたGKの三宅貴憲です。アピールポイントはセービング・シュートストップと、身長を生かしたクロスボールの対応だと思っています。少しでも多くの試合に出場し、早くサポーターの皆様に顔を覚えてもらい、頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします。
峯勇斗選手
ブラウブリッツ秋田に加入となった峯です。よろしくお願いします。アピールポイントはボールを引き出す動き出しや、裏を取る動き出しです。それと、シュート技術だと思っています。今年の抱負は、一つでも多くのゴールを決めて、秋田の皆さんに感動を与えられたらなと思っています。よろしくお願いします。
平木良樹選手
今シーズンよりブラウブリッツ秋田でプレーすることになりました平木良樹です。ポジションはミットフィルダーですが、どのポジションを求められても精一杯頑張りたいと思います。難しいことは言えないのですが、プレーの面で皆さんに精一杯いろんなところを伝えられればいいなと思います。よろしくお願いします。
今井昌太選手
今年からお世話になることになります、今井昌太です。スピードとドリブルというのは武器ではあるのですけれども、毎試合毎試合魂込めて戦ういうことが自分のアピールポイントだと思っています。選手、スタッフ、フロント、ファンサポーター、一丸となって今年は戦っていきたいと思います。よろしくお願いします。
イグノ選手
韓国から来ましたイ・グノです。昨年はギラヴァンツ北九州でプレーをしました。アピールポイントは、ドリブルとシュート力です。これからチームの一員として、存在力と影響力のある選手として、相手チームには危険な選手と思われるようになりたいです。ご声援よろしくお願いします。
レオナルド選手
皆さんこんにちは。ブラジル出身のJAPANサッカーカレッジから来ましたレオナルドです。ポジションはFWです。持ち味はスピードに乗ったドリブルであったり、シュートの精度であったり、とにかくボールを取るためのアグレッシブな動きだと思っています。このシーズンからブラウブリッツ秋田でプレーすることができて非常に誇りに思いますし、しっかり、スタッフ、見ている皆さん、サポーターの皆さんの期待に応えられるような一年にしていきたいと思います。よろしくお願いします。
石川慧選手
ベガルタ仙台から加入しましたGKの石川慧です。シュートストップとクロス対応をストロングポイントとしていますが、ブラウブリッツ秋田で新たな自分のストロングポイントを見つけられるように、日々の練習を意識高くやって行きたいと思います。ブラウブリッツ秋田のファン・サポーターの皆さんに一つでも多く勝利を届けられるように精一杯頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。
※藤井選手は所用のため欠席となりました。
質疑応答
どういったところに重点を置いて補強を考えたのか?
新里GM
まず2013年に僕らが掲げたポゼッションサッカー、ボールを握ると、相手は崩してゴールを目指すというチームのコンセプトに値する選手、そしてそこに、例えば去年よりもグレードというか質の高い選手たちを獲得しています。ポジションに関しては、フォーメーションはフォーメーションに過ぎないというか、これから監督と選手たちが向き合って、キャンプも2回ありますし、その中でいろんなポジションを任されたときにフィットしたところが、おそらく選手たちの今シーズンのサッカー人生になると思うので。いろいろな対応ができる選手たちを獲得したと思っています。
ポゼッションサッカーに合うような選手たちを選んできたと?
新里GM
そうですね。そこに加えてほしいのは、クオリティが高い選手だと言うことです。シーズンが始まって、だいたい試合が流れるにつれて、次を考えなければならない中で、たくさんの選手たちを見てきました。練習生として参加した選手たちもいますし、ある程度自分たちがこの選手だなと話し込んだ中での選手たちでもありますので、僕らクラブも含めて、選手たちに大きな期待を感じています。
ブラウブリッツ秋田の印象は?
三宅貴憲選手
夏に一度練習参加をさせてもらいましたが、すごいポゼッション能力が高く、つなぐサッカーということで、キーパーとしてもすごいビルドアップは魅力的なところでした。そう言うところに引かれて今回入団しようと思いました。
峯勇斗選手
自分も夏に練習参加をさせてもらっていて、ポゼッションサッカーは高校のユースのときにやっていて、自分にもあっているし、そのサッカーが好きで魅力的だと思い、加入を決めました。
平木良樹選手
2年前、1年間だけこのチームでプレーしていたので、一緒にプレーした選手していない選手といるのですけれども、僕自身もポゼッションサッカーというところにはすごく魅力を感じているので、去年一年間練習参加というかたちでくることはなかったのですけれども、ポゼッション能力というか、そういうところに非常に魅力を感じたということですね。
今井昌太選手
対戦相手としてやることも去年1度あったのですけれども、皆が言っているようにポゼッションが非常に高いチームで、そこで自分を呼んでもらって、また違うスパイスを与えられるかなというのは自分でも感じています。
李根鎬選手
韓国ではこのチームの情報はほとんどありませんでしたが、チームに、せっかくチャンスをいただいたので、もっと自分をアピールしていきたいと思います。
レオナルド選手
自分は練習試合の機会もありましたし、練習参加の機会も与えてもらったが大きいですね。非常にポゼッションが高くて、その中で自分の持ち味であるスピードであったり、裏の抜け出しであったりというのがチームのプラスになれればなという気持ちで来ています。また、与那城ジョージ監督も自分も半年ほどギラヴァンツ北九州で一緒に仕事をする素晴らしい経験ができたので、改めて呼んでいただけたことにすごい嬉しく思っていますので、ぜひ期待に応えたいと思います。
石川慧選手
僕は昨シーズンソニー仙台FCにいましたので、ホーム&アウェーと2度対戦する機会があって、すごいいいイメージと言いますか、すごいサッカーが明確でいい印象がありましたので、僕自身も先ほど抱負で言いましたが、新たな自分の中のストロングポイントを見つけられるのではないかと思い、決断しました。
J3で戦うこと、秋田で戦うことの印象は?
三宅貴憲選手
J3はまだ出来たばかりなのであまり分からないのですが、高いレベルでプレーできるということはすごく魅力的だと思っていたので、そこにすごい魅力を感じてブラウブリッツ秋田に入ろうと思いました。秋田に関しては、来たばかりなのでそれほど分かることはないのですが、雪国ということで僕が住んでいたところとはすごく違う環境で、また新しいことが見つけられればなと思ってきました。
峯勇斗選手
J3というステージでやれるということは自分にとってもチャンスはあるし、秋田県のサッカークラブがJ1に行けば、スポーツも盛んになり、サッカー選手になりたいという子どもも出てきてくれると思いますので、そういう子どもたちに夢をもってもらうためにも自分たちが頑張って、勝ってもっと盛り上げていければと思います。
平木良樹選手
僕個人としては、一度サッカーの世界でやっていくことをあきらめたというか、そういう時期があったのですけれども、J3というリーグができて、サッカー界においても上を目指すというチャンスがまたできたので、この機会をすごく大事にしていきたいと思っていて。秋田の印象は、先ほども言ったように2年前に1年間プレーすることがあったので、それを引き続き、自分の中でもやってきたことを継続していければいいかなと思います。
今井昌太選手
新しいリーグということで、皆が注目してくれている中で、本当にチャンスだと思いますので、とにかく結果にこだわって、一つでも勝ち、優勝目指してやっていこうと思っています。
李根鎬選手
新しくJ3リーグができましたので、せっかくの機会ですのでこの機会にもっと強いチームとして、J2まで上っていけるようになりたいです。
レオナルド選手
J3という舞台でプレーできるということは非常にいいことだと思いますし、そのJ3というのも今年できたばかりなので非常に魅力的なリーグになりますので、しっかり秋田県を盛り上げていけるようなプレーをしっかり心がけていきます。
石川慧選手
J3初年度ということで、秋田のファン・サポーターの皆さんが非常に期待してくれていると思います。本拠地も秋田市に移設したということですごい注目されていると感じます。今年は一つでも上の順位、願わくばJ2とかに上がれるように、僕自身も頑張って勝利に貢献していきたいと思います。
松田選手が抜けた穴を、FWとしてどういった心がけでプレーしていきたいか
レオナルド
先ほど言いましたが、対戦相手としても、練習参加させていただいたときにも非常にポゼッション率が高く、自分もこの中に入ればどういう風に自分のよさを出していけるのかいろいろ考えながらやっていまして、とにかくこのポゼッションをやっている中で、隙あれば自分の持ち味である裏の飛び出しであったりをしていきたいですし、もちろん、松田さんの存在というのはこのブラウブリッツ秋田に非常に大きなものだと言うのはわかっていますし、本当に松田さんに負けないぐらいの得点数であったり、しっかりした存在になれればいいなと思っています。
戦術のグレードを上げる、細かいところを追求するとあったが、具体的に?
新里GM
システムで言えば、僕らは昨シーズンダブルボランチでやっていたと思うのですね。一つ言うと、今年に関してはもう一枚、ここにいる選手たち含めてですけれども、やはり攻撃的であるということを僕らは考えとしてずっと持っていますので、そのダブルボランチのもう一枚を前に、例えばワントップの下にツーシャドーを置くとか、枚数を変えていくかという部分の調整だとか、去年の戦い方の中でやって行くのはもちろんなのですけれども、そこに発展が必要だと思います。その発展というのは大枠というよりも細かい、本当にちょっとしたところの差でゴールを生む、失点をしてしまうというところの分かれ目が、今年のシーズンには必ず起きると思うので、そこをできるだけ自分たちが積極的にいけるように、少しでも攻撃的であるというところの部分でグレードを上げて、細かいところの戦術に手が届けるようなということでテクニカルな話しをしました。その深いところの話しは、試合を見にきてくれれば分かると思います。
開幕前の補強はこれが最後か?
新里GM
僕はあまり固定が好きではないので。3月25日まではウィンドウがあいていますので、そこもタイミングと出会いというところがあります。ここにいる選手たちには自信を持っていますけれども、どこでどうなるのか分からないというのがフットボールでもあるので、そこはちょっと矛盾していますが、3月25日以降、人が入らなければそれで行きます。
岩瀬 浩介 代表取締役
今回私もここで初めて皆の顔をそれぞれ初めて見ましたし、皆が言ってくれているのは、昨年やはり自分たちのプレースタイル、カラーがしっかり出せたと、私も何度も記者会見でお話しさせていただいておりましたが、そう言ったサッカーをやはり見た選手、感じた選手というのが、ここに集まってくれたと。本当によく集まってくれたなと思っていますし、やはり去年やってきたことというのは、目標順位であった過去最高順位である7位という部分には一歩届かなかったところはありますけれども、目に見えない効果と言った部分で、こうして2年目にしっかり現れたと思っています。
去年の主力選手は契約満了という形で退団となりましたけれども、それ以上の選手たちがそれぞれ入ってくれたかなと。先ほど新里からもありましたように、いい発展といった部分で本当にアクセントといった選手たちが集まってきているのではないかなと。FWのレオナルドもそうですけれども、去年はFWの裏への抜けだしと言った部分はそんなに見られなかった。そういった中で一つアクセントになる。また今井昌太に関しましても、一昨年ブラウブリッツ秋田にいてくれて、出戻りという形にはなりましたけれども、その当時のクラブとしての事情もございましたし、彼らには彼ら自身の生活もあった中での契約満了でした。平木に関してもそうですけれども、この2人に関しましては、僕も人間性含めて今のチームの発展と言った部分では必要不可欠だという風に思っておりますし、他の選手に関しましてもよく秋田に来てくれたと思っています。実際、私も選手だった立場から言いますと、この秋田の気候であったりといった部分は不利になります。例えば家族がいる選手にとってやはり自分の実家から離れる…かなりの距離になってしまうということは、関東のチームや太平洋側のチームに比べますと、若干不利なところがあります。ただ、それをも超えるブラウブリッツ秋田の魅力に、皆がやりたい、そして秋田のために戦いたいというような、既にこのメンバーはブラウブリッツ秋田の誇りを、魂を持った選手たちが集まってくれたと思います。
昨日も記者会見でお話ししましたが、最低5位以上、そして上位を目指すと言ったのは必ず実行したいと思いますし、できる選手たちが集まってくれたと思います。また、峯も話しましたが、やはり子どもたちに夢を与える、Jリーグが開幕してことしで21年になりますが、皆93年の頃はそれぞれ小学生であったり、幼稚園児であったりと、夢をもらって活きてきた人間です。これから私たちは秋田の人間に逆に夢を与える立場にならなければいけないと思います。夢を持った少年たちがこうやって、強い大人になって、しっかりと活きているという部分について、今後の秋田の明るい将来を担うためにも強い子どもたちを育んでいかなければならないとそういう使命をもっておりますし、それぞれがそういった気持ちを持っていると思いますので、それをしっかりとグラウンドで表現してほしいと思っています。
とにかく今年J3という新しいカテゴリの始まりですけれども、私の予想ではJ1とJ3が注目されるシーズンになるのではないかなと思います。J3のU-22との戦いを含めて、一試合一試合が、かなりしのぎを削るような戦いになってくるのではないかなと。志の高いJ2、J1を目指すチームが、11チームある訳ですから、1試合1試合を死に物狂いで戦わなければならないと思っています。
ホームゲームの開幕はまだ発表されてはおりませんけれども、秋田県で、過去にJリーグの試合があったとも聞いておりますが、秋田のJクラブが秋田で開幕するJリーグで戦う、この歴史的瞬間というのを県民の皆さんとともに共有していきたいですし、この貴重な1試合含めて今シーズンぜひ県民の皆様には応援していただいて、そしてともにJ2、J1の道へ歩んでいきたいなという風に思っております。