株式会社ブラウブリッツ秋田では、4月26日(水)に第14回定時株主総会を開き、第14期における事業及び決算報告が承認されましたので、お知らせいたします。

第14期決算

単位:百万円

営業収益

  2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
営業収益 216 262 288 360 435 461 461 775 850 
広告料収入 116 154 184 198 255 266 266 388  404
入場料収入 8 14 12 16 20 20 19 38  48
Jリーグ配分金 12 11 15 35 27 27 28 159  159
賞金 0 0 0 6 0 0 3 0  0
アカデミー関連収入 34 35 33 43 47 47 32 56  56
物販収入 9 9 8 10 13 11 18 36  44
その他収入 37 39 36 52 73 90 95 98  139

営業費用

  2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
営業費用 262 259 286 357 438 477 511 782  877
チーム人件費 92 82 94 114 148 161 184 265  297
試合関連経費 6 8 9 16 16 25 28 58  60
トップチーム運営経費 35 33 41 59 66 84 79 116  133
アカデミー運営経費 17 22 19 30 34 32 19 43  58
販売費および一般管理費 108 106 112 129 163 164 188 287  315
減価償却費 4 8 11 9 11 11 13 13  14

損益計算書

  2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
営業収益 216 262 288 360 435 461 461 775 850
営業費用 262 259 286 357 438 477 511 782 877
営業利益 -46 3 2 3 -3 -16 -50 -7  -27
営業外収益 48 17 10 7 6 9 21 38 29
営業外費用 2 2 2 2 1 1 5 1 1
経常利益 0 18 10 8 2 -8 -34 30  1
特別利益 2 0 0 0 0 0 0 0 10
特別損失 0 0 0 1 0 0 0 4 1
税引前当期純利益 2 18 10 7 2 -8 -34 26  10
法人税および住民税等 0 1 0 0 0 0 0 -9 5
当期純利益 2 17 10 7 2 -8 -34 35  5

貸借対照表

2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
流動資産 19 64 66 64 69 38 108 248 267
固定資産等 15 41 34 37 30 23 36 48 39
資産の部 合計 34 105 100 101 99 61 144 296  306
流動負債 10 9 11 14 28 27 40 93  104
固定負債 71 90 72 64 47 17 121 117  110
負債の部 合計 81 99 83 78 75 44 161 210  214
資本金 96 24 24 24 24 24 23 57 57
資本剰余金等 0 18 18 18 18 18 18 52 52
利益剰余金 -143 -35 -26 -19 -17 -25 -58 -23 -17
資本(純資産)の部 合計 -47 7 16 23 25 17 -17 86  92

役員人事

  • 代表取締役社長 岩瀬 浩介
  • 専務取締役 加藤 芳樹
  • 常務取締役 外山 新平
  • 取締役 工藤 源聖(非常勤/重任)
  • 取締役 吉田谷 昭仁(非常勤/重任)
  • 取締役 石郷岡 誠(非常勤/重任)
  • 取締役 細谷 重直(非常勤/重任)
  • 取締役 佐藤 一朗(非常勤/新任)

経営数値に関する分析

2022年度の営業収入は8億5,000万円(前期比106%)となり、コロナ過が続く中でも設立から13年連続増収、過去最高益を売り上げることができました。すべての部門で予算を達成し、入場料収入については、2年目となるJ2の舞台でも昨年より約1,000万円の増収となりました。
トップチーム運営経費ではキャンプ関連費用や宿泊費の高騰、アウェイ連戦時の現地滞在による遠征費の増加等によりかかり増しとなりました。

経常利益としては150万円を計上することができ、一昨年設立した傘下のNPO法人ブラウブリッツ秋田スポーツネットワークにスクール事業を移行した事業譲渡額1,000万円を含め、税引前当期純利益を1,100万円にすることができ、税引き後の当期純利益は585万円となりました。
また、一昨年にJ1を見据えた経営基盤の強化として増資を行いましたが、昨年に引き続き利益が出たことで純資産を厚くすることができております。

今期の予算と現状について

Jリーグの均等配分金が5,000万円減額となるなか、売上高前期比101.5%増の8億6,300万円、経常利益100万円としています。社会情勢が平常化するなか、入場者数増を図るべく、試合だけでなく多くの人に楽しんでいただけるスタジアムを実現するため、年間施策スケジュールに沿ったイベント等を実施、新規顧客の獲得とリピーター増加を図ります。今シーズン既に消化したホームゲーム5試合の来場数は11,502名で昨対比+3,655名となっており、施策に対する効果が発揮できています。チーム強化においては練習場の整備が進んでおり、今年度にはクラブハウスの着工を予定しております。

練習場整備と新スタジアム建設について

潟上市で進めている企業版ふるさと納税の制度を活用したグラウンド整備については、県内外多くの企業の皆様のご寄付によって、令和4年度の目標金額1億円を達成することができました。グラウンド面については養生を経て使用を開始いたします。
https://katagami-ground.jp/
新スタジアム整備については、秋田市がイオンタウン株式会社を事業パートナーとして選定し基本協定が結ばれました。昨年10月に公表された秋田市外旭川地区まちづくりの基本構想の骨子案に新スタジアムが盛り込まれており、今年度秋田市で基本計画の予算が計上され、秋田県も含めた協議が始まっております。

最後に

東北のクラブが多くなった昨シーズンは、より多くの対戦チームのサポーターがJリーグを通じて秋田に来県しました。その数は述べ6,751名となり、対戦チームや審判団、リーグ関係者を含めると年間8,000人以上が秋田に訪れております。来秋された方々は県内の観光地にも足を運び、クラブが地域活性化の起爆剤になれると確信を持てたシーズンとなりました。
社会情勢が平常化されつつあるなか、さらに多くの方々が来県されることが予想されております。そういったなかで、クラブとしてはより地域が盛り上がる次なるステージに向けて今シーズンのチームの目標をプレーオフ圏内と定めました。

2022FIFAワールドカップカタール大会で強豪相手に見せた日本代表の執念は、多くの国民に諦めないことの大切さを伝えました。ブラウブリッツ秋田もクラブフィロソフィー「AKITA STYLE」を軸に、秋田の風土や歴史、県民性のすばらしさをサッカーを通じて日本、ひいては世界に発信する一助になれたらと思っております。