いよいよ開幕したJ3リーグ。「J3優勝・J2昇格」を果たすための道のりを歩み始めた。

今節の対戦相手であるカマタマーレ讃岐はJ2から降格し、1シーズンでのJ2復帰を目指している。上村健一監督が新たに指揮を執る讃岐は、ホームで迎えたJ3での初戦を1-0で勝利した。経験したことのないリーグでの開幕戦でもあり難しいゲームであったはずだが、しっかりと勝ち点3を獲得している。また、これまでのチームは堅守速攻のスタイルがベースであったが、第1節ではシュートを16本放つなど、攻撃的なサッカーへの転換が図られていることが予想される。

ブラウブリッツ秋田は初戦となったザスパクサツ群馬との対戦で2-2という結果を残した。2度リードされる展開の中でもともに追いつき、引き分けに持ち込んだ。群馬に押し込まれる時間帯がありながらも粘り強いディフェンスを披露し、後半同点に追いついた時間帯は秋田が攻撃の主導権を握り、相手に圧力を与え続けた。2-2という試合展開の中でも最後まで逆転することを狙い続けた姿勢は、チームが目指す「勝ち切る」というスタイルへの期待を大いに感じるものであった。

カマタマーレ讃岐との対戦は2013シーズンにJFLで対戦して以来となる。讃岐は第1節に続き、2戦連続でホームでの開催となる。一方の秋田は連続でのアウェイゲームだ。間瀬秀一監督が「自分たちのメンタルやフィジカルの準備をしなければならないと私の中で強く気を引き締めている」と話したとおり、チームとしてコンディショニングを含めて万全の準備をして讃岐戦へ臨んでくれるはずだ。