男鹿市開催での公式戦、この大きな箱の中にはたくさんのサプライズがあった。
試合展開に関しては、ピッチに慣れるまで多少時間がかかり神経を使うことがあったが、徐々にリズムを作り前山のゴールで先制し主導権を持った。
Y.S.C.C.というチームは若さもあり、積極的に向かってくる力はリーグでもレベルは高いと思う。
そのような相手に対して、我々はリラックスしゲームを進行させた。
後半に入り58分、追加点が入り、そして83分には菅原から娘へのサプライズゴール。さらには、今シーズン怪我に泣かされながら、もらった2分の出場機会で、1分後にスーパーゴールを決めスタジアムを湧かせた比嘉。
ここで皆さんに考えてもらいたい。
なぜ久しぶりのスターティングメンバーや途中出場の選手が、必要な時間にチームとして効果を出してくれるのか?もしくは出せるのか?
それは偶然ではない。必然である。「継続は力なり」という言葉のとおり、チームは純粋に毎日と真剣に向き合っている。そこにヒントがある。
そして、今回の男鹿市開催を実現させて会場を精一杯盛り上げてくれた社長はじめフロントスタッフ、ボランティアスタッフの皆さんのおかげでサポーター、ファン、スポンサーの方々へ大きなプレゼントができた。
クラブには、フロントと現場がある。
お互いがお互いをリスペクトし、いい関係をつくり継続していくことが勝利の鍵になる。
初開催であった、男鹿市での勝ち点3はそこにもあると思う。
新里 裕之 ゼネラルマネージャー
2003年、ラモス瑠偉氏らと共にFC琉球を創設し、初代監督(選手兼任)に就任。翌年現役引退。
2006年、FC琉球 コーチに就任、2009年にはFC琉球 監督に。元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏(現・FC琉球スーパーバイザー)とともにチームを指導した。
2012年にブラウブッリッツ秋田 ヘッドコーチとなり、横山雄次監督を支えた。
2013年よりブラウブリッツ秋田 ゼネラルマネージャに就任。
1980年8月29日生まれ、沖縄県出身。