与那城ジョージ監督コメント

今年選手たちと初めてあったときに、このスタイルは危険なスタイルだと、忍耐強くしなければならないといけないということ、パス回しがうまくいかないと速攻をかけられるという危険性のあるサッカースタイルだということを説明し、それでもやろうということが決まりました。それから数ヶ月経ちましたが、選手たちは一生懸命やって、ものすごくいいスピードで運びができているなという感じがします。
今日は残念ながらショートカウンターでずいぶん点をとられたのですけれども、選手たちには何の責任もなく、指示の通りやってもらっていますが、それでも試合が終わったらものすごい気落ちしたというか、サポーターのためにもっと頑張りたいという気持ちが彼らの顔に出ていました。
選手たちはサポーターのために一生懸命やっています。次の試合は立て直しながら、選手と話をしながらまた普通の気持ちに戻しながら、同じスタイルをやり続けたいと。おそらくこれはずっと続けるスタイルだと思っています。こういう試合がありましたが、試練として受け止めて、この壁を乗り越えるためにチームがうまく成長していけばいいなと思っていますので、選手たちには明日から一回休んで、またフレッシュな気持ちで練習に参加してほしいという話をしました。
結果は残念ですが、自分の中での収穫があります。

質疑応答

収穫とは具体的に?

相手のビデオを2、3試合をいつも見ています。プレッシャーのかけ方がいつも変わっていて、我々とやるときにはいつもいい勢いでプレッシャーをかけてきます。ただ、相手によってプレッシャーのかけ方がサイドであったり、真ん中であったり、いろいろなプレスのかけ方があって、それをひとつひとつ今乗り越えようとしているので、今日はうまくいっている時間帯と、速攻をかけられた時間帯があって、選手の逆転負けをしたときもサイドでかなりプレッシャーをかけられてうまく乗り越えていたので、それが収穫であります。カウンターを食らってはいけないという場面をどうするかということについて考える必要があるので、それが一つの収穫かと思います。
こういう場面が今まではあまりなくて、それが我々にでてきたという事は、そこを練習の中でどうするかということが収穫かと思います。

壁を乗り越えるということだが?

我々のやり方はビデオを見たらすぐわかります。単純だと思います。ここを押さえようと思えば、そこを徹底的に練習しているという情報も入っています。ですから、やり方がはっきりしているということもあって、相手はとても潰しやすいです。それでも、我々はそのプレッシャーを外したいと思っています。今年はとにかく外すということに対して徹底的にやって行こうと話しています。ですから、そのやり方は変えるつもりもないです。
このチームならたぶんできると思っていますので、それを時間をかけていきたいと思っていますので。
お客様も今年はとても大変だと思いますので、3点取られても、4点取られても蹴っていけばいいと思うかもしれませんけれども、ベンチからの指示でそれでもやるということで選手たちは守ってやってくれているので、とても感謝しています。

今季のプレースタイルは?

危険でもあるし、難しいスタイルでもあるし、相手によってポジショニングも違うし、相手の気持ちによっても違うし、自分たちのポジションも気持ちによって代わるし、その日その日に変わりやすい人間の気持ちですから、常に100%でうまく外せるかはわかりませんが、とにかく外せるようにしたいですね。
プレースタイルは変わらず、おそらく、自分自身がここにいる間は変わらないと思います。
あとはフレッシュな気持ちというか、大変苦労するだろうと、なかなか勝ち点が拾えないだろうと、また、かなりゲームの中で走らされるだろうとカウンターを食らうだろうということも話してきましたが、それでも、今日はショックを受けている選手もいました。それでもロッカーのなかで、熊林らみんなで声をかけて、とにかく次から元気を出して、難しいスタイルだろうけれどもとにかく信じてやり続けようよという声も出ていましたので、自分としては気持ちの上でも少し楽になっただろうなと思いました。自分も楽になりました。

今回の敗因は?

ミスパスからショートカウンターなので、いつもないミスパスが多いかなと思いました。いつもボールが中に入ってから取られることはあるのですが、今日は入る前に取られてそこでキーパーに近いボール回しをされました。そこを修正というか、それでもセンターバックはそれをやり続けてほしいです。そこを怖くなく、自信を持ってはずす、それを要求します。とにかく怖がることなく自信を持って外しいてほしいということはやり続けたいと思います。