日本代表として96年アトランタオリンピックに出場。キャプテンとしてオリンピックに出場し、ブラウブリッツ秋田に所属する伊東輝悦とともに戦い、ブラジルを倒し「マイアミの奇跡」を起こす。

日本代表として2度のワールドカップに出場。06年ドイツワールドカップは主力として中盤に君臨。強靭なフィジカルを前面に押し出してのボール奪取。競り合いの強さや高い危機管理能力を武器に日本代表を支えた。ジュビロ磐田では中山雅史氏、名波浩氏などとともに黄金期を築き、数多くのタイトル獲得に貢献した。

シドニーオリンピックへオーバーエイジ枠にて出場し、当時32年ぶりにオリンピックで決勝トーナメント進出に貢献する。プレーではセットプレイでのキックを得意とし、無回転フリーキックを武器にフリーキックでJ1通算15得点を決めている。東京スタジアム(現・味の素スタジアム)のこけら落としのゲームとなった試合で無回転フリーキックを直接叩き込み、スタジアムでの得点第1号を記録した。主にサイドアタッカーとしてプレーする機会が多かったがボランチやトップ下などでのプレーが可能であり、どのポジションにおいても高次元のプレーを披露する選手である。

Jリーグ開幕当初より鹿島アントラーズの主力として活躍。鹿島アントラーズのタイトル獲得に貢献し、自身も93年にJリーグベストイレブンへ選出された。2000年に鹿島アントラーズが3冠を達成したシーズンも出場機会が限られている環境の中で切り札的存在としてチームに貢献した。また、日本代表としてもワールドカップ初出場となった98年フランスワールドカップアジア地区予選に出場した。06シーズンをもって現役引退となったが、07年にはJリーグ功労選手賞を受賞するなど、鹿島アントラーズでの活躍だけではなく、Jリーグ全体の発展にも貢献したJリーグをそして、鹿島アントラーズを代表する選手である。

Jリーグ開幕当初よりジェフユナイテッド市原の中心選手として活躍。03年よりジェフユナイテッド市原の指揮を執っていたイビチャ・オシム氏の通訳をブラウブリッツ秋田監督の間瀬秀一が務めていたため、2シーズン共に戦った実績がある。横浜F・マリノスに移籍後には、Jリーグ通算300試合出場という偉業を成し遂げた。日本代表としては98年フランスワールドカップに出場し、初戦のアルゼンチン戦と2戦目のクロアチア戦にて先発フル出場を飾った。フランスワールドカップ後も日本代表に選出されるなど長きに渡り、日本サッカー界の中心選手として活躍した。

現役時代は主にボランチとしてプレーした。危機察知能力に優れ、得意のボール奪取を武器に所属したクラブの中盤を支え続けた。Jリーグ通算223試合に出場した実績が物語るように目立つ選手ではないが、チームには必要不可欠なプレーヤーである。

現役時代はフォワードや攻撃的ミッドフィルダーとして活躍。ヴェルディ川崎に移籍後に実力を発揮し、レギュラーに定着した。独特のリズムを刻むドリブルを最大の武器に所属したクラブにおいて攻撃を活性化させた。東京ヴェルディ1969時代には04年の天皇杯を獲得。主力としてチームを牽引しながらも決勝戦は欠場となったが、決勝戦で先制ゴールを決めた飯尾一慶選手(現・沖縄SV)がピッチ外にて観戦していた桜井氏に駆け寄ったシーンが印象的である。

現役時代は正確なキックを武器に元日本代表の遠藤保仁選手を彷彿とさせるプレースタイルで所属したクラブの攻撃を組み立てた。ペナルティキックを得意とし、「コロコロPK」と称されるキックで得点を挙げることが多かった。Jリーグ通算369試合に出場し、所属したクラブでは中心選手として活躍し続けた。05年の東京ヴェルディ1969時代にはJ2降格を味わったが、翌シーズン移籍したヴァンフォーレ甲府ではJ1というステージで変わらず主力として攻撃のタクトを振るった。

柏レイソルの下部組織よりトップチームへ昇格。その後移籍したヴァンフォーレ甲府にて活躍。05年にはヴァンフォーレ甲府の主力としてクラブ史上初のJ1昇格に貢献。クラブの歴史に自身の名を刻んだ。J1、J2、JFL、地域リーグ、海外リーグと様々なステージでのプレー経験がある。

97年にコンサドーレ札幌に入団し、元日本代表監督の岡田武史氏が指揮する99年には中心選手として活躍。翌2000年にはリーグ戦30試合に出場し5得点という結果を残し、J1昇格に貢献した。

01年のヴァンフォーレ甲府では25試合に出場した。現在J1リーグで戦うクラブの礎を築いた人物の1人である。

秋田商業高校卒業後、ジュビロ磐田に入団。その後J1、J2とクラブを渡り歩き、Jリーグ通算371試合に出場した。13年より加入したブラウブリッツ秋田では2シーズンに渡りキャプテンとしてチームを引っ張り、Jリーグ参入を目指すクラブに自身の経験を伝えるなどピッチ内外において確かな存在感を示した。14年を最後に現役引退となり、15年からはブラウブリッツ秋田ユースの監督に就任し、子どもたちの育成に注力を注ぐだけでなく、秋田県サッカー界の発展のため自身の経験を伝えている。