今のカターレ富山に、この富山のスタジアムで我々ブラウブリッツ秋田が勝つ確率は10回試合をして1回ぐらいだったのかもしれないと思っていました。これは、準備してきたこの1週間、誰にも言わずに私が心の中で思っていたことです。
結果として1-0で勝つことができました。我々の選手、スタッフ、社員、いつも言う全員力ですけれども、全員が走って、戦うということは今季できていたと思うのですけれども、ここに賢さが必要なんじゃないかと。全員の連携として、全員が理解している賢さが必要なんじゃないかと。
そこで、今、どの選手がどの時間に、どのポジションに入ろうがそこのポジションの役割をわかっていると。そういうようなことをここまで積み上げてきましたし、この1週間はさらに積み上げた1週間でした。結果としてこの貴重な1戦に勝利できて本当によかったと思っています。そして広い富山のスタジアムに、本当に、私としては本当に多くの秋田のサポーターが駆けつけてくれて、おそらく全国から駆けつけてくれて、そして富山のサポーターに負けない大声援を送ってくれた。これがものすごく、試合が始まる前から心強かったです。それに対して感謝をしたいと思っています。

質疑応答

5月の対戦と比べて長いボールが多くなったと思うが、対富山ということであるのか、チームに合ったとしてとの選択なのか？

自分たちはいろんなことができないといけないと思っているんですね。しっかりとショートパスを繋ぐこと、そして相手の裏を狙うこと、それにはロングボールも必要ですよね。そしてこれは昨年からですけれども、岡田武史元日本代表監督も言っていましたけれども、25メートルぐらいのパスとか中距離パスが日本人は苦手だ、と。そういうところに取り組んできているところもあります。それを、今日の相手に対して必要なのか、時間帯によっても陣形によっても変わりますよね。そういうことを選手たちが選択して今日は上手くやったと思います。ただ、殊、今日の富山戦ということに関しては本当にキックオフの笛が鳴ったときから、自分たちの選手は強気に、しっかりと広くボールを動かしたと思います。これはここ最近の試合では、本当によく後ろからボールを動かしたと思います。

リーグ戦は中断となるが、この1ヶ月どういう風に使いたいか？

シーズンもここで3分の2ですか。ここにきて本当にうちに所属するほとんどの選手が戦術を理解して戦い、いいプレーができるようになってきているので、正直今日ここに連れてくるメンバーを選ぶのにも今までで一番悩みました。もちろんベンチに座っている選手は誰がどの時間に入っても戦える状態なので、この1ヶ月間の天皇杯も通してさらに勢いを増し、自分たちの中で切磋琢磨できるようにしたいと思います。